今、注目を集めている水素点滴とは

水素点滴の効果

私たち人間が生きていくために欠かせない「酸素」は、体内に取り入れることによって
栄養素と交わりエネルギーへと変換されています。


しかし、その際に「活性酸素」と呼ばれる老化や病気の原因となる物質も生み出してしまうことをご存知でしょうか。


呼吸による酸素のおよそ3パーセントが活性酸素となる上に、ストレスや紫外線などによっても体内で発生してしまいます。
水素点滴とは、水素の持つ強力な抗酸化作用により体に害を与える活性酸素を無害化する働きがあるもので、現在ではさまざまな医療機関や研究施設が医療への応用研究を進めています。医療機関の研究


水素点滴の具体的な方法は、高純度水素を生理食塩水や液状薬剤に溶かしたものを点滴で
血中に注入するもので、静脈に直接注入するため即効性が高いことが特徴です。


静脈に入った水素は強い還元力が発揮され、ナノバブル高純度水素となり血流にのって
身体の隅々の細胞膜内に行き渡り、廊下や病気の原因となる悪玉活性酸素を取り除いてくれます。


水素点滴については、水素水による抗酸化作用に関するしっかりとした信頼のある
エビデンスも示されている他、美肌効果もあるなど美容業界からも注目を集めています。

 

水素点滴の臨床研究とエビデンスについて

水素以外にも活性酸素を無力化する成分としてビタミン類などがありますが、
細胞の中で発生する活性酸素に到達するまでにほとんどが失われてしまいます。


そもそも脂溶性ビタミンは細胞の中に入ることができず、水溶性ビタミンは細胞内の壁を通過することができません。
水素はビタミンCの約176倍、ビタミンEの約430倍もの抗酸化力があり、臨床研究においても
DNA修復作用・抗炎症作用・抗アレルギー作用を始めとして、脂質代謝改善や耐糖能改善作用などが確認されています。

効能の証明


水素点滴の適応疾患や効果が期待される疾患には、脳神経疾患ではアルツハイマー・パーキンソン病・
脳梗塞、循環器疾患では心筋梗塞・動脈硬化、代謝性疾患の肥満・糖尿病などの他、
リウマチやB型・C型肝炎など幅広い疾患で適応するとされています。


最近では血管の内皮細胞が注目されており、水素点滴によって血管内皮細胞に水素を送り込むと、
水素に反応した内皮細胞の活性酸素が水に変化して尿となって排泄されるというエビデンスも確認されました。


水素療法には点滴の他に注射もありますが、注射の場合は関節や筋肉の痛みなど
局部的な効果しか得ることができません。水素点滴は体の内部から体質を改善し、
幅広い分野の健康の維持に役立つ治療法として更なる期待が寄せられています。